loundrawさん率いるFLAT STUDIOによる
日本エステティック業協会(AEA)コンセプトムービー
「十年分の私へ」
が公開されました
今作はエステの仕事をコンセプトとして描かれています。
ストーリーの内容はこのようになっています。
自分に自信のない<咲>は、ある日、親友の<海>からモデルになる夢を明かされる。
親友と比べ、自らの夢のあり方を自問自答し始めた<咲>は、<海>のために美容系の進路を選ぶ。
流れる月日の中、<咲>は自分の存在の小ささを感じながらも、常に<海>を支え続けてきた。
そんな十年目の夏、<海>はついに夢を叶える。
夢のステージへ向かう背中を、ただ見つめることしかできない<咲>。
しかし、そんな<咲>に、<海>はある想いを告げる。
「違うよ、<咲>が私を変えたんだ」
それは、<咲>が想像もしない、<海>からの十年分のメッセージだった。
AEA公式サイト 十年分の私へ より
輝ける舞台はみんな違う
モデルとして夢のステージを目指す道を選んだ 海
エステティシャンとして海を支える道を選んだ 咲
接点はあれど、二人が立っている舞台は全然違うものです。
考えも思いも別。
エステティシャンとして支えてくれた咲のおかげで今がある。
そういう風に言ってくれた海のおかげで咲の考え方も変わり前向きに。
海を咲かせて、二人で輝く明日へと進んでいく。
エステがコンセプトこの物語ですが、いろんな人に共通するような部分が見つかるんじゃないかと思います。
立っている舞台が違う人の姿を見ていると、どうしても自分と比較してしまいがちです。
このままでいいんだろうか。
でも舞台が違っても、きっと輝ける瞬間はあるはずです。
どんな場面で輝けるかは、その人の価値観によって様々です。
咲のように、海を支えて一緒に夢を追いかけることができたこと。
自分がしている仕事は、少なからず誰かのためにはなっているはずです。
本当に好きな仕事ならば、誇りをもって続ければ輝く瞬間に出会えると思います。
とはいえ、夢とかじゃなくて、生活のために…。というのもあるとは思うので一概には言えませんが…。でも、そういう人も考え方が変わるきっかけになるような作品だと思います、
誰かに夢を与えることができる人。誰かの夢を支える人。そんな人たちの関係性が輝きと笑顔を増やしていってくれるんだと感じますし、そうであってほしいです。
個人的注目ポイント
・前半と後半の違い
前半のパートは、咲がまだ悩んでいる心理からか、全体的に暗い印象を感じます。
海が咲に言った
「違うよ、<咲>が私を変えたんだ」
このセリフの後から、作品全体に明るいフィルターがかかります。前半と同じ場面のシーンも出てきますが、前半以上に動きがコミカルになっていて、悩み以上に、今の輝きが勝っていると取れるような雰囲気が出ています。
小瀬村晶さんによる音楽も注目。
前半と後半ともに、細かくて豊富な音で心情の違いを丁寧に表現していてすごいです。
特に後半のパアァっと世界が開けたような感じは聞いていて不思議と温かくなれます
・セリフのトーン
loundrawさんの描くイラストなんですが、個人的にとても淡くて繊細な雰囲気があります。
短編アニメ作品とかだと、声を入れずに字幕と音だけにしたほうが世界観が確立されて、よりのめり込むことができる場合が多いです。声が蛇足になってしまうパターンですね…。
ですが、今作は声優さんの演技があるからこそ、視聴者が体験できる魅力が格段に上がっていると確信できます。
キャストさんはこちら
・咲:上田麗奈さん
・海:高橋李依さん
・先生:石井未紗さん
アニメなんだけど、実写ドラマみたいな演技の感じって伝わりますかね…笑
現実世界に実際に居そうな、誇張してなくて、でも棒読みでもない絶妙なラインの演技。
これが、今作において雰囲気と世界観を壊さずに魅力を底上げしてるポイントかなと。
あと、先生のセリフ。凄い少ないので、兼ね役でもできるのでは…?となりますが、ここでしっかりと違うキャストさんに演じてもらっているのも、世界観が壊れない大事な要素の一つだと思います。
・リアルな世界観
インタビューにも実際にエステティシャンの方への取材をしたりと書いてあったのですが、それがあるからこそ描ける細かい描写。さらに街並みのリアルさが、見ている人たちへの共感を高めているなと感じました。
実際にこんなことを、こういう街でしているんだろうなと感じやすくなれることはすごく大事だと思います
ちょっとお堅いことを語ってしまった部分もあるかもしれません…笑
エステティシャンを知る、目指すきっかけとしても大きいと思いますが、
今、この作品を必要としてる人っていうのも一定数存在しているのではないでしょうか…?。
今の自分の考え方が変わるかもしれない。新しく動き出すきっかけになるかもしれない作品です。
少しでも多くの人に届きますように。
ではでは。
AEA公式サイト 十年分の私へ

こちらのサイト、インタビューなども掲載されていますので気になる方ぜひぜひ…!
FLAT STUDIO 公式サイト https://flatstudio.jp/#statement
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