[ライブ感想・セトリ]三千年前の僕等から届くもの[CIVILIAN 「灯命」Release Tour 2022″三千年前の僕等へ”]

2022年7月1日 梅田シャングリラにて開催された

CIVILIAN 「灯命」Release Tour 2022″三千年前の僕等へ”

こちらのライブの感想になります。

 

現在ツアー中のためネタバレ含みますが、全公演無料配信が行われているので、興味のある方はぜひ。

それでは

 

 

 

 

クラファンからのスタート

 今回のライブですが、クラウドファンディングで実施が決まるという、これまでとは少し違う形式のライブになっています。

クラファンということもあって、改めてCIVILIANがいろんな人に応援されているのを実感しました。数値が見える分、よりしっかりと内容が見えた感じもありましたね。

バンドとしても大きな決断だったのではないだろうかと思います。

 

世界が大きく変わってしまい、ライブをするのも難しくなった世の中。そんななかでリリースされた『灯命』。ファンの目線でみても、すごい完成度のアルバムでした。

CIVILIANのライブは一本の映画を見終わったような感覚がある。というふうによく言われますが、それを体現したようなアルバムに仕上がっています。

そんなアルバムを再現するツアーが今回の内容になっています。

アルバム曲を通しで演奏するライブはあまり参加したことがなかったので、とても貴重なライブになりました。こんなに全曲好きなアルバムもめったにないので、それが全部聞けるとなるとテンションもあがるものです(´▽`)。

無料での入場もあって、無事にソールドになり会場も人の数も多く入っていました。

そんな人数の空気感とライブ前の雰囲気を味わいつつ、本編へと入ります

 

2022年7月1日

 「神様」の言葉の力強さと楽器の迫力をヒシヒシと感じた「遥か先の君へ」。

灯命』の始まりを告げる楽曲は、やはりいつ聞いても存在感があります。

一曲目からもそうですが、今回のライブはほぼすべてに映像を使った演出が用意されていて、これも映画を見ているような感覚になる要素の一つだと言えます。

定番の「ぜんぶあんたのせい」もMVが後ろに映されていて、非常に臨場感がありました。「ぜんぶあんたのせい」に関しては、MV発表前にも似た演出が用意されていたライブがあったので、当時のことを思い出すことができましたね。

曲の間にSEが入る場面が何度かありましたが、そこを除けばMCなしのノンストップです。

間のSEは特に「千夜想歌」の前に流れた、アレンジSEが好きです。

ほかのSEも特徴があり、特にライブ終盤になると、「最後の電波塔が機能不全になっている」そんなイメージがわいてくるような内容なっていた気がします。

 

本当」ではキーボードが演奏に取り入れられていました。

こういうピアノ系の楽曲もCIVILIANはとても相性が良く、今後も増えてほしいポイントです。

終始ロックな状態で流れるラブソングは会場の雰囲気を変化させる魔術がかかっていました。

人間だもの」ではコヤマさんのヒリつく歌い方の鋭さが増していました。

別の会場で、ずっとがなった歌い方をしている時があって喉は大丈夫だろうか…?と少し心配になりましたが、今回はコントロールして歌っていた気がします。

音源と違ったリアルタイムでの魂のやり取りを感じるので、個人的には好きです。

 

夢の奴隷」(1回目)はライブ映えするだろうなぁとは思っていましたが、思った通りの盛り上がりっぷり。

コンセプトがあるぶん、演出の縛りのようなものを今回は感じましたが、「夢の奴隷」の時だけフェス感があったように思えました(^^♪

手を挙げるタイミングも皆さん同じだったので、盛り上がりのメリハリがはっきりしている曲だと改めて感じましたね。

 

フランケンシュタイナー」曲名だけを聞いたときは、プロレス技…?となっていましたが、実際に曲を聞いてみると180度印象が変わる楽曲だったのを思い出します。

ライブで聞いてみたいと常々思っていたので、やはり現地で聞くとさらに良さに気づきます。

今後のライブで披露されるのか気になるところですが、このツアーなら確実に聞けるので、参加できてよかったです。

 

もちろんのこと「灯命」で終わる今回のライブ。

映画「タイタニック」で最後まで演奏をやめなかった人たち(実際にいたとか)のようにも見えました。

終わりがやってくるその瞬間まで。奏でることをやめない姿。

自分自身にも、終わりの瞬間まで譲れないものってあるのだろうか。

そんな風に思えました。

 

最後の朗読パートも相まって、この作品と現実がリンクする最後の瞬間を体験することができました。

これからも世の中に抗いながら、なんとかかんとか生きていこうと思います。

今回の映像演出は『灯命』のデザインを担当した河島遼太郎さんが再度関わっていて、改めて調べるとNCISのアルバムデザインなども担当していたとのことで驚き。

朗読パートは峯田大夢さん。タイトル題字は淺川紫雪さんが担当されていました。

好きなものは新しい好きなものに繋げてくれる。そんなパターンが多いので、しっかり覚えておきます

三千年前の僕等へ~その後~

 タイトルになっている「三千年前の僕等へ」のライブはいったん終了。

クラファンでリクエストされたアンコール4曲の披露時間に変わります。

選曲も含めてかなりレアな回になった気がします(´▽`)

嘘と朝日」ですが、今のCIVILIANの音色で聞くのも新鮮でかっこいいです。

思い返せば、ライブで聞くのは初めてでした。初期のころの曲なので、こうしたリクエストで聞けるのはありがたいですね。

 

そして何より印象的だったのが「夢の奴隷」(2回目)

まさかの2回目!驚きました笑

二回ぐらい聞きたい!ってなる曲ですよねぇ。

灯命』のなかでもひと際、王道なノリの楽曲ではあるので、少し変わった印象もありますが、とにかくライブでの盛り上がりは間違いないとずっと思っていた曲なので、2回も聞けて貴重でした(´▽`)

何か追いかけている夢がある人はぜひ。

 

今回のライブですが、無事に開催されてよかった。これにつきます。

金額が集まったとしても、開催できるかどうかは世の中の状態次第な部分はあったので、金額が集まった安心はありましたが、開催できるかの不安は当日になるまで消えませんでした。。

でも無事に開催できて、おそらくいつも以上にいろんな人の耳に音楽が届いたのだろうと思います。

書いているタイミングとしては、まだツアーが続いている最中です。

どうか最後まで無事に。とにかくそれだけ願います。

 

タイミングと場所が合わず、なかなかCIVILIANのライブに参加できませんでしたが、やっと参加できました。

どこまでも原動力になります。

どうかこれからも。

それでは

☆セットリスト☆
01.遥か先の君へ
02.ぜんぶあんたのせい
03.何度でも
04.懲役85年
05.千夜想歌
06.導
07.本当
08.人間だもの
09.残火
10.夢の奴隷
11.正解不正解
12.フランケンシュタイナー
13.世界の果て
14.灯命
~アンコール~
01.嘘と朝日
02.梗塞
03.夢の奴隷
04.花よ花よ

 

CIVILIAN 公式サイト
https://civi-l-ian.net/

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