YouTubeにFULLMVが公開された「ステラ」
こちらの楽曲がすごくよかったので、思うままに感想を書いてみようと思います笑。
考察とかもしてみたいのですが、作中のストーリーと絡んでいる部分も多いと思うので、その辺りをしっかりと補完する必要があるため、まずはストーリーを完走してからかなと…w。
なのでここでの感想は、プロセカについてはあまり知らない方にも曲の良さが伝わるような内容にしていきます。参考になれば幸いです
ではでは、楽曲について触れていきます(´▽`)
作詞作曲 じん さん!
作詞作曲をしているのが、カゲロウプロジェクト。通称カゲプロの楽曲で有名な
じん さん
が担当しています。
カゲプロでの知名度がとても大きいですが、それ以外の楽曲提供もたくさんしています。
楽曲「ステラ」では、そんなじんさんの特徴のあるメロディが随所に効いています。
星空に向かって飛び立てる
思春期特有の青臭さと爽快感のあるメロディーラインが、何かを無くしてしまった人にドカンと響いてきます。
最初は、ピアノとボーカルのソロでスタート。
涙が夜に溶けて 空が今日も遠くなる 未来が綴じたように 暗闇が満ちている あぁ、醜い心も 掠れそうな言葉も すべて見透かしたように 星が輝いていた
結構じっくりとソロが続くこの部分。歌詞も少し暗め。
だからこそ、最後の「星が輝いていた」からのフルスロットルへとつながるパワーが、より大きく感じることができます。
メロディーラインは、非常にシャキッとした音が多めです。ベースラインなんかは、
「あの曲っぽい…!」みたいな印象を受けることもできるかもしれないです。
歯切れのいいサウンドの強弱も、曲がドンと羽ばたく要素の一つだと感じます。
サビでは、だんだんと音が上がるだけではなく、あえて下げたりする部分も入ることによって、浮遊感が生まれてきます。歌詞を見てもらえばわかりますが、どちらかというと「どうしようもないな」というような内容が近いです。
「羽ばたく」という表現を使いましたが、ただまっすぐと飛んでいるというよりかは、悩みながら飛び立とうとしてる。まだ足りない部分がある。そういった葛藤のようなものも感じられるため、少々ふわっとしたようなエッセンスが入ることで、より感情が引っ張られるような感覚に近いものがあります。
諦めなかった故の物語
歌詞を紐解く中で、プロセカのストーリーが頭に入っていることが一番世界観に入り込める要素だろうなと思いますが、もう一点。宮沢賢治さんの「よだかの星」の内容に近いものも少し入っていますので、ここも抑えておくと入り込めます。
歌詞中に出てくる「夜鷹」の話がまさに近い部分になってきます。
届きそうで届かないものを追い続ける中で、気づいたこと。
チャンスへの羽はある。そして、自分は自分。憧れと同じ存在ではない。
自分らしく進むことの必要性。
「諦めなかった故の物語(ストーリー)」サビで出来るこの歌詞。
「今日」と「僕」二つのパターンで登場しますが、明日への準備や、未来へのあこがれ以上に、自分らしく進んだ今日が大事。そんなメッセージを個人的に感じます。
ちりばめられたエモさのギミック
プロセカの特徴ですが、作中のキャラクターとボーカロイドが一緒に歌っています。各キャラのユニットに合うように、ボーカロイドの声も少しづつ調整が入っています。ボカロ単体版と比較すると一番わかりやすいです
惨めになって 嫌になったって 輝いてる夢を
一番サビに登場する一部歌詞になります。
ここの韻の踏み方(っての部分)がとても秀逸で、疾走感を上げてます。
いじらしくフラットして ~ 気持ちひとつでシャープして
つづいてこちら。おそらく音楽記号と重ねて比喩表現にしていると考えられます。
フラットは半音下がる
シャープは半音上げる です
こういった言葉遊び、凄く好きです(^^)
全編アニメーションによる今回のMV。
イラストを担当している沙雪さん。
じんさんとの関係も深く、ほかの作品でもコラボしているのでぜひチェックしてみてください。
思いついたことをバチバチと書き連ねてしまいました…笑
何度か書きましたが、プロセカのストーリーと、「よだかの星」の内容を理解すると、さらに意味合いが深く刺さる内容になってくる楽曲です。
曲が良いぶん、こういった要素も含めて好きになれたらもっと楽しめるはずです。
今回の内容が何かのきっかけになりますように。
考察も考えたり考えなかったり…w。
それではこのあたりで。
ではでは
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