2021年2月27日放送のSONGSの感想になります。
出演者はBUMP OF CHICKEN
届く音楽
正直、今の体制でライブやテレビに出演することはないだろうと思っていました。だから三人のBUMPOFCHICKENがとてつもなく新鮮で、不思議なものを感じました。
生まれる音楽の気持ちを最優先した結果。それゆえに選んだ決断。そんなものが伝わる内容だったと初めに言っておきます。
どの楽曲も何らかの形でテレビで流れたことのある楽曲。この時点で人気なのが伺えますが、テレビでライブパフォーマンスとして披露するのはすべて初めて。渾身の四曲でした。
「アカシア」
一曲目は「アカシア」。ポケモンのコラボ映像も流れながらの演奏で、熱くなるものがありました。まだライブでも披露したことのない楽曲にはなりますので、どんな感じになるかなと非常に気になっていました。
これからのBUMPがどうなるのかといった時期に発表された曲。YouTubeで初めて映像付きで聞いた時の衝撃はいまだに忘れられません。今回の映像でも、あの時の感覚が蘇ったような感覚でした。番組が始まって数分ほどで披露されたのもあり、気持ちの整理が落ち着いていませんでしたが…笑、今後のライブでの披露が楽しみです。
「Aurora」
aurora arkツアーでのキーソング的立ち位置になったかなと。ツアーの記憶が蘇ります。
この曲が流れるだけで、一瞬で世界に色がつくような、そんなイメージがあります。
しんどい時。辛い時。乗り越え方は自分の描き方次第。色の付き方ひとつで、その人らしさが決まるような。ライブ中もそんないろんな色が見えるようでした。
下北沢でのライブの話もよかったですね。お客さんとの距離が近いからこそ感じる熱量。ライブ前の気持ちとかいろいろ。昔の「ガラスのブルース」の映像もよかったです。以前のSONGSでも流れていましたが、今回は少し感じ方が変わりました。映像は、おそらく「ビデオポキール」に収録されている映像だったと思います。
「Flare」
結成25周年の日に発表された楽曲。
かなり力強く歌っていました。前のめりになりながらアコギをかき鳴らして歌っていましたね。
パフォーマンス前の映像では「四人組ロックバンド」と紹介されていますが、実際の映像では三人。でもあと一つを確かに感じることができるライブなのは間違いなかったです。
ここ最近の楽曲は、どちらかというと綺麗な曲が多いというか、打ち込みの整った音や綺麗な歌声のイメージが強いです。なんとなくにはなるのですが、「アカシア」以降また少しここまでとは違うアプローチのかけ方をしているような気がします。
使っている音の数は少なくなっているとは思いますが、そんな少ない音から生まれる楽曲に真骨頂が発揮されているような感じを持ちましたね。
三人での状態に触れた場面。喋る時も凄く言葉を選んでいた気がします。届こうとしてる音楽を優先したこと。代理のベースをたてずに、スリーピースで奏でる事。想いと覚悟を確かに感じました。
「魔法の料理~君から君へ~」

「みんなのうた」で流れた楽曲。再度この場で演奏するというのもエモい感じがしますね。音楽の教科書にも載っていたような…。
ストリングスとのコラボ演奏ということもあり、楽曲の持つ優しさや温かさの深みがさらに発揮された感じがしました。
子供から大人まで。聞くタイミングで大きく表情の変わる楽曲。年代関係なく愛される理由がこもっています。ラストにこの楽曲なのも良いですよね。あえて披露した中で一番昔の楽曲で幕を閉じました。
渾身の4曲と30分。今のBUMPの届けたいものが伝わってきました。
三人のBUMPで「三人のおじさん」を連想しちゃったりもしますけど…笑、
いつかまた「BUMPOFCHICKENのテーマ」をしっかりとなんて…。
これからも聞き続けます。
ではでは
BUMP OF CHICKEN 公式サイト

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